§4 仲間
洪水事件の次の年、小学校の3年になった夏、俺たち二人に新メンバーが一人加わった。
こいつが加わったことで、俺たちの仲間は三人になり、ますますパワーアップした。
毎年、俺と雄一郎はオババにボロクソに怒られながらも、オババの家に行く事を楽しみにしていた。
親からは“俺たちは怒られに行っている”とまで言われた。
実際に俺たちの悪事は、逐一、双方の親に報告されていた。
同時に、俺たちがいっぱい説教されていたこともだ。
それでも俺たちは誘い合ってオババの家に行った。
その理由は親にも言っていたことだが、山に虫がいたからだ。
俺も雄一郎も、親子三人で街の中のマンションに住んでいる。
街の中では近くに虫を取りに行ける所なんて何処にも無い。
そこら辺にウロチョロしているのはゴキブリぐらいだ。
カブトムシやクワガタが好きだった俺と雄一郎は、オババの家にいる間よく山に入って虫取りに行った。
山に行くときは、小学校2年まで俺と雄一郎の二人で行った。
気の合う二人で行くのは、それはそれで面白かったのだ。
でも、小学校の3年からはメンバーが一人増えて三人になった。
その増えたメンバーは、オババの家の三軒隣りの山崎と言う家に来ていた吉野美由紀と言う女の子だ。
この吉野って子は年齢も同じで、岡山の小学校に行っている女の子だった。
この子も俺たちと同じように、小学校の1年から、毎年、夏休みに実家に遊びに来ていたのだ。
何故、今まで俺たちと出会わなかったかと言うと、後で分かったことだが、来ていた日程がずれていたからだ。
三人共、地元から言えばお客さんだったので、地元の子供たちと話が合わなかった。
☆
奇妙な
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